おひとりさまを支える大切なもの
おひとりさまってもしかして悪くないんじゃない?
と、私が思い始めたのは最後の同棲を解消して2年くらい経った頃でした。それまで、長く付き合った恋人が何人かいて、いつか結婚するんだろうなって漠然と思っていました。
7年付き合った彼と同棲解消をしたとき、最初は寂しかったけれど数ヶ月経つと「何か凄く楽」となった。
「ちゃんと収入あれば、独身って気楽でいいよね。」
と言われることもあるおひとりさま。しかし実際は、家族がいる人より大変なことも多い。今日はそれらをまとめていこうと思います。
この先ずっと1人だったらどうしよう?漠然と悩むアラサーさん。準備さえしておけば、おひとりさまって悪くないですよ。
やっぱりお金は大事
長引く不況、コロナウイルス、人生はいつ何が起こるかわかりません。もしもの時に支えてくれるのは自分のお金です。
失業した時のために月収の3〜6ヶ月分は最低現金で持つ。減給や物価高に備えて収入源は複数持っていた方が安心です。
恥ずかしながら私は借金をし、その返済に追われていた時期があります。当時は若かったので、アルバイトを掛け持ちしたりしていましたが、今それをやろうとしたら無理。
お金がないと精神的にも追い詰められ、正常な判断ができなくなります。綺麗ごとではなくお金は大事。
もし、今カツカツの生活で貯金なんてできないよって方、本当に無駄なもの1円も使っていないですか?使ってないよ!なら転職や副業を考えたほうが良いかと思います。
複数のリアルなコミュニティを持つ
職場だけ、ママ友だけなどコミュニティを一つしか持っていないと逃げ場がなくなります。かと言って二つ目のコミュニティをSNSだけにしてしまうのもネガティブになってしまったり、攻撃的になってしまって危険。(実体験)
趣味や副業、ビジネススクールなど職場とは全く関係ないリアルなコミュニティを持つことは、心を安定させてくれます。
第二のコミュニティでは仕事や家族の愚痴を言って思い出すことはありません。共通の好き!やポジティブな気持ちを共有できる場所。嫌なことなんて忘れてしまいます。
生き物を愛でる
私は猫を飼ってから生きることに前向きになりました。守るべきもの、育てるものがいることで生活が整い、自分以外のものを大切にできます。
住居環境やアレルギーなどでペットを飼うことをできない、そもそも好きではない方もいるでしょう。それならば観葉植物や野菜、ぬか床を育てるのでもいいと思います。自分が手をかけないと死んでしまう。逆に手をかければ応えてくれるものがいることは孤独になりがちなおひとりさまにとって心をほっとさせてくれ、明日への活力になります。
誰しも最初は好きでおひとりさまになったわけではない。そして、おひとりさまほど傷つきやすく、臆病なことが多い。この先ずっとひとりかもしれない、違うかもしれない。自分で自分を幸せにできるようになっておくこと。それが幸せのルールです。
思えば、孤独は美しい。糸井重里 著
ヒグチユウコさんの美しい装丁。いつまでも触っていたい紙質。
糸井重里がつづった1年分のことばから、 心に残ることばを集めてつくる 「小さいことば」シリーズ11作目。
人間って本来孤独なもので、孤独は寂しいものではないんだよな。と心が暖かくなるような、静かな気持ちにさせてくれる一冊です。