アラフィフから始めるライター人生: 私の物語
hitorijikan
ひとり時間
連日情報番組やニュースで取り上げられているフジテレビの上納問題。アラフィフの私は、本当に日本の全国民がパパラッチになったんだな、と。悪いことはできないね、時代は変わったね、というのが正直な感想です。
同年代の知人と話していても、みんな同じ反応。「昔から薄々みんなわかっていたけれど、大人の事情や政治的な問題もありスルーしていたから、今更どうしたの?」と。旧ジャニーズの問題と同じで、今になって世に出ることに驚きを覚えるのです。
被害を受けるのは、若くて綺麗な女性や場合によっては男性たち。彼らはスマホを使って何でも発信するのが当たり前の世代です。SNSがない時代に青春を過ごし、時代を作った人たちは、権力に胡坐をかいて好き勝手やって、暴露されて当然なのに、どうしてわからないのでしょうか。
もしかしたら、オールドメンたちは、自分たちはそんなに悪くないと、心のどこかで思っているのかもしれません。
「少しは悪いかも知れないけれど、そんなに大騒ぎすることないだろう」くらいに考えているのかも。
常識が非常識に変わるのは突然ではなく、じわじわと変わっていくものです。昨日まで指導と言われていたことが、急に今日からパワハラになることはない。気がつけば許されなくなっていることを理解し、対応しなければなりません。
私たちアラフィフ世代は、意識的に常識をアップデートしていかないと、知らず知らずのうちに加害者になってしまう危険があります。大切なのは、感情を排除して事実を基に行動することです。そうすることで、無駄なパワハラやセクハラを未然に防ぐことができるのではないでしょうか。常識のアップデート、今こそ真剣に考えるときかもしれません。