アラフォー独女 住宅購入のメリット・デメリット

最近、固定費の節約や副業、投資などお金の勉強をする人が増えました。その中で度々話題になるのは『賃貸vs持ち家』問題。多くのメディアはリセールバリュー（再販するときの価値）がない不動産は買うべきではないという意見が多数のようです。

それは本当でしょうか？

私は都心から電車で1時間かからない場所に猫と暮らしています。一人と一匹のおひとりさまです。家を購入したのはコロナ前の2019年。40歳を過ぎていました。

現在持ち家歴5年。家を買って良かった・やめておけばよかったを比べると圧倒的に買って良かったと思うことのほうが多いです。

そこで今回は、家を買うべきかやめるべきか、悩めるおひとりさまのために参考になればと、メリット・デメリットをまとめたいと思います。

アラフォー独身が家を買うメリット

私の家はスタジオタイプ風の一戸建て。と言ってもよくわからないですよね。2階建てで、1階にお風呂場と車庫、2階にキッチンと広めの部屋があり、リビングとベッドルーム兼用になっています。

なぜ、そんな変な家になっているのか。

完全自分仕様に出来る

持ち家は壁紙から、床材、ドアなどなど全部が自分の好きなようにできます。賃貸では飾り棚ひとつつけるにも、退出の際に余計なお金を請求されないようにと気をつかっていましたが、自分の家ならそんなの無用。

実際に、私は入居してからもあーでもない、こーでもないとホームセンターで買ってきた棚や、ヴィンテージショップで購入したフックを電動インパクトでつけたり外したりしています。

ペットが気がねなく飼える

入居と同時に猫様をお迎えしました。愛猫はとてもおしゃべりで声が大きい。そして、アクティブで連れて来てその日に床が傷だらけになりました。

ペット可の賃貸物件でも大きな鳴き声や傷はさすがに気になる。その点持ち家ならへっちゃらです。

今は、壁に愛猫が楽しめるようなキャットステップをつけたり、上のほうにある窓枠に飛び乗っても危なくないように段差をつけたりと猫ファーストなインテリアを楽しんでいます。

部屋が広くなる

これは一戸建てに限ったことかもしれませんが、賃貸マンションと持ち家では一畳の大きさが異なるようで、想像していたより玄関も部屋も、お風呂も全て広い。購入のきっかけになったことではないですが、嬉しい誤算でした。

何だかんだ節約できる

住宅ローンと固定資産税を合わせても、都心部のワンルームマンションに住んでいた頃の半分。郊外のワンルームと比べても2/3くらいの値段になりました。（戸建てなので修繕費等はありません。）

長く住めば家電や水回りなどガタがきて、自己負担で修理しなくてはいけないのはわかっていますが、家を建てたときの年齢と家の保証期間を考えると、大きな出費は1回か2回で済むでしょう。その分は賃貸との差額で賄えそうです。

交際費と遊興費が減る

夜の誘惑や流行りのスポットに弱い私は、都会に住んでいるときは夜な夜な遊び歩いていました。

郊外に引越すとそんなことはしなくなります。家を買ったのに増えていく貯金を見て、自分が今までどれだけ散財をしていたのかがわかりました。

心が安定する

今、独身高齢者は家を借りづらいですが、空き家が増えているので私たちが高齢者になったときにはそんな問題はなくなる言われています。

本当にそうでしょうか？未来のことなんて誰もわかりません。

不動産屋さんで家の打ち合わせをしていた際に、カウンターに来ていた高齢者の人と賃貸営業の会話が耳に入ってきました。仕事を持っていても高齢者は家を借りる審査が厳しく、家賃を数％上乗せしてほしいという大家さんが多いとか。また、運よく入れたとしても大家さんから更新を断られたり。

持ち家だって何があるかわからないけれど、少なくとも大家さん事情によって家を追い出されることはない。終の棲家があるということは、心の安定につながります。

アラフォー独身が家を買うデメリット

ここまでメリットを並べて来ましたが、当然デメリットもあります。

家の管理が大変

賃貸マンションに住んでいたときは、共有部の掃除や電球の交換、火災探知機の検査など全て管理会社がやってくれました。分譲マンションであれば同様なのでしょうが、戸建てだと全部自分でやらなくてはいけません。

私は家を買って、草むしりやポストの掃除をはじめてしました。

ライフスタイルの変化に対応しにくい

結婚や転勤など、引越しを伴うライフスタイルの変化に柔軟に対応できないだろうというのは感じます。ただ私の場合、都心部で長時間働いて派手に遊ぶ生活から、猫と車ファーストの、在宅中心の生活がしたかくて変化させたのが今なので、デメリットにならないかと思っています。

家を買って４年目に入るとき、少し不安になってFPさんに相談したことがありました。

「今の時代、家を買うのはリスクですか？」

FPさんは、私の望むライフスタイル、資産、仕事などを総合的に見て家を購入したことは正解と言ってくれました。私自身もそう思っていたので、もやもやが解消されました。

今、家を買おうか悩んでいる独女のみなさん。周囲の情報に流されず、自分のベストだと思う選択をしてください。

あゆこ

マーケター/ライター

東京生まれ東京育ち。アラフィフ独身マーケター。
趣味は洗車と猫に遊んでもらうことです。
アラフィフ独身のひとり時間に調べたい仕事やお金、人間関係などを配信しています。