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美容サロンが倒産する予兆

美容サロンが倒産する予兆
hitorijikan

こんにちは、ひとり時間管理人のあゆこです。

大手脱毛サロン『アリシアクリニック』が破産したというニュース、皆さんも耳にしましたか? 突然の破産で、コースの返金は受けられず、従業員への給料も未払い…当事者の方々はパニックに陥り、途方に暮れていることでしょう。

実は、私自身も20年以上前に同じような経験をしています。当時、私は中堅エステサロンでカウンセラーとして働いていました。あの日のことは、今でも忘れられません。

年明け早々、遅番の出勤準備をしていた時のことです。店長から着信があり、「今日、サロンは急遽休みにする。詳しいことは後で話すから携帯は繋がるようにしておいて」とだけ告げられました。その時は「ビルのメンテナンスかな?」くらいに軽く考えていました。まさか、あんなことになるとは…。

午後にサロン近くの喫茶店でスタッフ全員が集められ、そこで初めて倒産したことを告げられました。店長自身も、出社してみたら店前に「倒産のお知らせ」の張り紙があったそうで、私たちスタッフ同様、寝耳に水だったようです。予約していたお客様も、当日になって突然の悲しいお知らせに直面することになりました。

美容サロン倒産の予兆

あの日、私たちスタッフも被害者でした。でも、お客様から見れば「コースを販売しておいて倒産なんて、ありえない。知っていたのでは?」と思われても仕方がない状況でした。

正直に言うと、倒産することを事前に知っていたわけではありません。しかし、今振り返ってみると、「いつもと違うな?」と感じる出来事がいくつかありました。

現金キャンペーンの値引き率が破格すぎる

夏や冬など、美容サロンではボーナス時期を狙って大きなキャンペーンを行うのが一般的です。私の勤めていたサロンでも、倒産直前の12月にもキャンペーンを実施していました。

しかし、そのキャンペーン期間中、突如として「現金支払いの方にはさらに◯%引き(ただし20回コース以上)」という内容のFAXが本部から送られてきたのです。

美容ローンはクーリングオフが適用されますが、現金払いの場合はそれができません。また、クレジットカード払いでも、コースを1回も消化していなければ支払いを免除されるケースが多いようです。

今思えば、本社はこうした事情を知った上で、強引に現金を回収しようとキャンペーンを行ったのでしょう。

物販棚がスカスカ

倒産前は、お客様に提供する化粧品を並べる棚だけでなく、ストックや業務用資材も少なくなっていました。本部は「年末でメーカーの在庫も少なくなっている」などと言っていましたが、今思えば、倒産前に売れない在庫を抱えたくなかったのかもしれません。

また、年明けの営業はないので業務用も入れなかったのかも。

過剰な広告

これは、別の倒産したサロンのスタッフから聞いた話ですが、そのサロンでは破産する直前に、それまでよりも大規模な広告を打っていたそうです。配信していた広告は、配信後に請求が発生するものだったので、請求書が届いた頃には会社は存在しない…まさに、最後のひと稼ぎといったところでしょうか。

そして、そのサロンでも高額コースの現金キャンペーンを行っていたそうです。新規顧客をターゲットに、強引な勧誘をしていたのかもしれません。

大切なお金と時間を守るための対策

悲しいことですが、CMなどを頻繁に流しているような大手サロンでも、倒産する可能性はゼロではありません。

「もしかして…」と感じたら、以下の対策を検討してみましょう。

  • 支払いは現金orQRコード決済にする
  • 手数料が発生しても、クレジットカード払いやローンを利用する(ただし、規約をよく確認すること)

少し割高に感じるかもしれませんが、これらの方法で支払うことで、万が一サロンが倒産した場合でも、大きな金銭的損失を防ぐことができるかもしれません。

あなたの大切なお金と時間を守るために、サロン選びは慎重に行いましょう。

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ABOUT ME
あゆこ
あゆこ
マーケター/ライター
東京生まれ東京育ち。アラフィフ独身マーケター。
趣味は洗車と猫に遊んでもらうことです。
アラフィフ独身のひとり時間に調べたい仕事やお金、人間関係などを配信しています。
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