一人暮らしで猫を飼う前に知っておきたい大変なこと
家にいる時間が増え、ペットでも飼おうかと猫を購入する方が多いようです。しかし、「こんなはずじゃなかった!」と手放してしまう方もいるとか。
せっかく一度家族になった猫を手放すのはお互い不幸ですよね。そこで、一人暮らしの私が愛猫を迎え入れて「こりゃ大変だ!」と思ったことをまとめたいと思います。
我が家の猫は運動量が多く、賢いと言われている猫種ベンガルの雄です。また、その子の性格によって困ったエピソードは異なると思います。
新築の床が1日で傷だらけ
愛猫が我が家に来たのは、引っ越して3週間経った時のことでした。爪が伸びていたわけでも、床で爪研ぎをしたわけでもないのに床は3日で傷だらけになりました。
夢中でおもちゃで走ったり、突然の大運動会でついたものです。
子供の背を測った柱の傷と同じ感覚で「あらあら」とそのままにしていますが、絶対に家を綺麗に保ちたい場合は事前に猫の入る場所は保護しておく必要があります。
想像以上の運動神経
写真はキッチンの換気扇のフチです。
我が家ではガレージ以外の場所を解放しているのですが、大抵の時間をタワーやおもちゃがある部屋で過ごす愛猫。たまに姿が見えないと思うとこんなことをしています。
冷蔵庫の上は余裕で上がれますし、エアコンの上に登ってフィルターをちょいちょいして穴を開けたことも。
何をするか、どこに行くか予想がつかないため、キッチンも部屋もモノを出しっぱなしにしないようにしています。
そして、エアコンなど「え?そんなことするの??」と想定外の行動は都度対策が必要です。
ストレスで体調を壊す
マイペースでお留守番も上手に出来ると言われている猫ですが、変化に弱く、家に来たばかりの時はよくお腹を壊しました。
当初は在宅勤務ではなかったので、長いお留守番が当たり前でした。それが慣れてきた頃にお正月休みに入り、在宅勤務に。飼い主が家にいる時間が増え、せっかくできたリズムが崩れ夜中に大騒ぎをするように。
猫は変化を嫌う生き物だと言います。なるべく生活リズムを変えないように、変えるのであれば快適に、元気に過ごせるよう慣れるまでしっかり様子を見てあげることが必要です。
飼い主以外受け付けない
一人暮らしで猫を飼ったら長期の旅行は諦めた方がいいかも知れません。
一度長い時間家を空ける日があり、ご飯とトイレの世話を友人にお願いしたことがあります。その友人は愛猫が私以外で唯一ちゅーるを手から食べる人です。
しかし、友人が家に来て餌をあげようとしてもソファの下に隠れて全く出てこなかったそうです。私が一緒にいるときは、猫じゃらしで遊んでもらったり、おやつをもらったり仲良く過ごしていたのですが意外でした。
ストレスがかかるとトイレを出来なくなってしまう子もいるので、人馴れしていない猫ちゃんを一匹で飼っている場合は注意が必要です。
スーパーマイペースなおじゃま虫
仕事をしていたらPCに乗ってくる。
オンライン会議では画面前を横切る。
料理をしているとおもちゃを咥えて足元に並べていく。
ベッドシーツを交換していたらダイビングしてくる。
そんなおじゃま虫エピソードはたくさんあります。時間があればそのままお遊びにお付き合いしますが、仕事上できないときは、ワークスペースを確保する必要があります。
流血事件は日常
我が家の猫はダイナミックに遊ぶタイプ。背中に飛びついてきたり、飼い主の足をケリケリしたりと全力で向かってきます。
2歳になってもその勢いは増すばかりで、私の足は常に生傷が絶えません。うっかり爪を切り忘れた日には深い傷になり床に血が滴るほどです。
その他にも突然始まる夜の大運動会や、日の出が早くなると4時に起きてご飯ちょうだい攻撃など「おっと・・・そうきたか」と思うことがたくさんありますが、一緒に寝たり、体をすりすりしてきたり、もふもふボディを撫でさせてもらっていると「あぁ、君がいてくれて良かった」と全肯定してしまいます。
仕事で辛いことがあったときも、愛猫がいてくれたおかげで乗り越えることができました。
猫は人間の赤ちゃんと一緒で親(飼い主)を選ぶことができません。家猫が外猫よりずっと長生きするのは、餌に困ることなく外敵や事故などから守られているからです。逆に言うと、家猫は飼い主がいなくなったら死んでしまうのです。
一人暮らしだと家族で面倒を見るよりも大変なことが多いです。この記事を読んでも「それでも猫が飼いたい!」と思った方が、可愛い猫ちゃんに出会えますように。