円満退社をしたいなら退職理由は嘘だらけでOKです
さまざまなブラック企業にいた私。その話しはまた書くとして、娘たち(後輩や部下)に最近よく聞かれることがあります。
「会社をやめるときって、上司に本当の理由を伝えるべきなのでしょうか?」
この質問が出るのは、不満があるとか引き抜きをされたとか会社に言えない理由で退職をする場合でしょう。
退職についての相談を受けたときに、少しでも円満に辞められるようアドバイスをしている内容を少しだけまとめたいと思います。
残る気がないなら嘘の退職理由を言おう
退職を考えたとき、一般的には相談という形で上司に話しをすることが多いでしょう。そのときすでに退職の意思が固いのであれば、本当の理由を言う必要はありません。
例えば、先輩にいじめられている。サービス残業が多くてやってられない。上司のパワハラで病みそうだ。
不平不満を退職理由として伝えると、改善するから残ってよとなります。逆に言えば、そこさえ改善されれば居たい会社であれば伝えるべきです。
残る気がないのに、不平不満を伝えたら退職までの期間を針のむしろに座りながら過ごすことになりかねません。
嘘の退職理由例
人が足りない会社であれば、上司も人事もなんとか残ってもらおうと引き止めに入ります。ブラック、もしくはダークグレーの会社は万年人不足なので引き止めも必死。
昇格させる、給料をアップする、部署移動させるなどあらゆる手段を使ってきますが、本当に辞めたいのであれば、一切聞いてはいけません。
そこで、何個か退職理由例をあげて置きます。実際に私が使ったものと部下に言われて引き止められなくなった理由です。
実は次の転職先が決まっているんです。
半年前からキャリアアップを考えていて、転職活動をしていたのですが、先日内定が出て○月からお世話になることにしました。
キャリアアップであること、もう後ろがないことをセットで伝えらると内心いい気持ちはしなくても、上司という手前応援する形を取らざる得ません。
家庭の事情で働くことが困難になりました。
家業を継ぐ、親の介護など自分の意思ではどうにもならないことが理由であれば引き止めることはできません。
以上の2つの理由で大抵の会社が退職をさせてくれますが、それでもダメだと言われたらこれしかありません。
無理な条件を提示する
自分が辞めたくなった理由を全部取り払うような条件提示をしてみましょう。給料を倍にしてくれとか、あの先輩を移動させてくれとか、セクハラ上司を解雇してくれとか。
それができるのであれば今までしていたはず。ただし、わかったからいてくれと言われたら逃げ場がなくなるので要注意です。
どんな会社でも最後は円満に
先にも書きましたが、退職届を受理されてから何日かは出社しなければいけません。その期間を平和に過ごすためには上司や人事になるべく不満を持たせない方が良いです。
また、在籍していた期間には同僚や先輩後輩とのいい思い出も少なからずあったと思います。退職すると周りに伝えられてから最終出社日までの間、彼らは今まで以上に優しく接してくれたり、思い出話しをしたりしてくるでしょう。そんなとき、ちょっとだけ辞めると決めたことを後悔するかも知れません。でも、次のステージに進むことを選んだのだから、同僚にできることは気持ちよく去ること、会社への不平不満を述べないことです。
この記事を読んでくれた方の次のステージが明るいものでありますように。