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元正社員が考える派遣社員のメリット・デメリット

元正社員が考える派遣社員のメリット・デメリット

こんにちは、あいしゃです。

今、この記事を読んでくださっている方は、現役正社員で転職を考えていたり、なかなか正社員での仕事が見つからず、派遣社員を選択肢に入れ始めた方ではないでしょうか。

そこで、元正社員で現在派遣社員として大手企業で働く管理人が考える派遣のメリット・デメリットをまとめたいと思います。

※私の経験した事務職、マーケティング職、クリエイティブ職の例になります。

元正社員から見た派遣のデメリット

ボーナスがない

私が今まで正社員で働いていた会社はどんなに小さくでも、少なくてもボーナスがありました。しかし、派遣社員になってボーナスをもらったことはありません。

年収で言うと派遣のほうが多かったこともありますが、やっぱりボーナスは特別です。

時給が上がらない

派遣社員として入って一度も時給が上がらなかったという話しはよく聞きます。なので、上がらないことを見越して職場を選ばなくてはいけません。

しかし、1年以内に時給で100円〜200円上げることも可能です。ちなみに、私は今の職場に入って半年で時給200円アップしてもらいました。

昇進できない

昇進したい、管理職になりたいという方には正直派遣は向きません。バイトリーダーならぬ派遣リーダー的なポジションにつけることはあっても、管理業務が増えるだけで待遇が変わることはないからです。

いつ切られるかわからない不安

私の経験した派遣先は大抵3ヶ月更新でMAX3年でしたが、部署名が変わったり移動があったりで更新期間は変わらなくても、10年・・・ほぼ無期雇用の方が多かったです。

また、どんなに不景気でも就業中に寝ているとか、面談時と明らかにスキルが異なると言った場合でしか切られる方はいませんでした。

元正社員から見た派遣のメリット

時給ベースで考えると高額

私の時給は事務職のときで1,500円、クリエイティブ職になってから1,800円〜2,000円、マーケティング職になってから2,300円〜2,500円くらいです。

実務経験はあるものの、正社員経験が少なく資格ナシの女性にしては高額な方ではないでしょうか。

残業代が満額出る

正社員時代はみなし残業の会社が多かったので、残業代をもらえることはほぼありませんでした。管理職になってからは0です。派遣社員では8時間を超える就業はしっかり1.25倍でもらえます。

一番過酷な職場で正社員をやっていたとき、同じ待遇だったら月収3桁は毎月もらえていたことでしょう。

余計な人間関係に悩まなくていい

派閥だったり、評価前のご機嫌取りだったり、今は少なくなった喫煙所コミュニティだったり、正社員は仕事以外のことで評価されることがまだまだ多いように感じます。実際私も、偉い人に気に入られてトントン拍子に昇進したこともありますし、反対に恨みを買って最低評価をもらったことも。

派遣でも多少の人間関係はありますが、正社員時代の半分以下だと思います。

社内行事に付き合わなくていい

コロナ禍で飲み会等は減ったと言え、派遣社員を多く雇うような大企業ではまだまだ社内行事が多いように感じます。正社員のときは新入社員か中途社員が幹事をやるみたいな暗黙の了解がありましたが、派遣社員はそんなことをしなくていい。また、飲み代を会社が全額持ってくれることも少なくなったので余計に誘われなくなりました。

責任がない・期待されない

派遣社員はどこまで行っても補助業務です。ノルマに追われることもなければスキルアップを求められることもありません。それをメリットと取るかデメリットと取るかはその方次第ですが、雇用されることで得られる報酬と責任を天秤にかけたとき、私にとっては責任がないことはメリットと感じました。

交渉ごとや相談は派遣元が受け付けてくれる

時給交渉やトラブル時(セクハラやパワハラ)の苦情は全て派遣元が行ってくれます。正社員だと会社の総務や人事になるのですが「人事部の人、うちの部署の課長と同期だから言いにくいな」「相談してバレたら気まずい・・・」などと言うことがありありますが、派遣にはそんな心配無用。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

私の親世代は55歳で定年退職し年金だけで悠々自適な生活が遅れていたそうですが、終身雇用、年功序列制度が崩壊しつつある現代、ひとつの会社と結婚するのはリスクかも知れません。

私は派遣社員やフリーランスとして、自身を高めてどこでも働ける人間を目指していきたいと思っています。

結論

自分の進みたい道があり、仕事は食べるための手段と割り切るならばストレスが少なくてそこそこ稼げる派遣がおすすめ。