こんにちは、あいしゃです。
今日はUFJ再建の立役者で、2023年1月8日放送の日曜日の初耳学にも出演されていた日本のトップマーケター森岡毅著、誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命をご紹介します。
感想を一言でいうと、もう一度リーダーになってみようか。と思わせてくれる本でした。
落ちこぼれリーダーが本書を購入した理由
私は今までリーダーであることが多かったです。起業時はもちろんですが、会社員時代も管理職になるスピードは同期よりも早かったですし、派遣の仕事でもまとめ役をやっていました。
思い返せば小学校のときも学級委員をしたり、生徒会長に立候補をしたりしていました。落選しましたが。
今までの私はリーダーをやることで、開ける未来が変わる。みんなを違う世界に連れていけると本気で思っていたんですね。そして、後先考えずに思いだけで動いてしまう。
しかし、達成できたことはほんのわずかで、40代に入ってリーダーの意味を見失い管理職から派遣×フリーランスという今の生活を選んだのです。
私にリーダーなんて向いてないんだと。
ところが最近、派遣先でもフリーでやっている仕事の中で「こうすればもっと良くなるはず!」「あぁ・・・なんでこうしないんだろう。。」と感じることが多くなり、私に引っ張っていける力があれば。とうずうずモヤモヤしてきたのです。でも、同じ失敗は繰り返したくない。
リーダーでしか味わえない嬉しいことも、辛いことも経験し、今少し臆病になっている自分をもう一度奮い立たせたくて本書を購入しました。
こんな人におすすめ
- 管理職なんかになりたくない若者
- リーダーに向いてないと思いつつ憧れている方
- 自身のリーダーシップに自信がない方
- 上司と部下ではなく、仲間で目標達成をすることを諦められない方
- なにか大きなことを成し遂げたい方
内容
Amazonより引用。
誰でもリーダーシップは身につけられる!
「最強スキル」の獲得法はこれだ。
日本を代表するマーケター・森岡毅氏による、待望の最新刊のテーマは「リーダーシップ論」!
コロナ禍を生き抜く出口戦略も提言
コロナ禍の今こそ必要なのは、自分の意志と選択で未来を変えるための「 リーダーシップ 」。自分も人も活かせる存在になるために何をすればいいのか、最強スキルを獲得するためのノウハウを詰め込みました。
リーダーシップは、意図的に経験を貯めることで、身についていく 後天的なスキル である――。一度しかない人生を、自分自身が「やりたいこと」を実現させる人生へとシフトチェンジさせたい人に、ぜひお読みいただきたい1冊です。
著者自身も、最初から優秀なリーダーだったわけではありません。苦しみながら、どのように「 人を活かす 」「 人を本気にさせる 」スキルを身につけていったのか。自身の「悪戦苦闘のリーダーシップ」を、エピソードを交えて語り尽くします。
本書終盤では、 コロナ災厄時代のリーダー論 を展開しています。「『安全』といえばすぐに社会的使命を放棄しようとする日本の風潮はおかしい。なぜならば、『100』のままでもマズいけれど、すぐに『0』にしていては長期戦必至のコロナ災厄を日本人が生き抜くことはできないからです」(本文より)。著者が考える、コロナ災厄からの大胆な「 出口戦略 」も。
おすすめの章
落ちこぼれリーダーの私を特に奮い立たせてくれた段落を紹介します。
第2章 「人を動かす力」の根源は「欲の強さである」
2 リーダーシップを身につけて得られる絶大なメリット
最近はリーダー(管理職)に興味がない若者が増えたと言います。その理由のひとつとして、今の日本に希望が持てないことにあるのではないでしょうか。
私の父の世代では、がむしゃらに働いていれば昇進し昇給する。退職金もたっぷり出て、銀行金利も5%〜8%もありました。専業主婦も多く、お父さん一人の給料で十分な生活ができたのです。
それが今は・・・リーダー(管理職)になると仕事が増えるのに残業代が出なくる。給料(手当)は、増えた仕事に見合うものではない。物価が上がっても賃金が上がる見込みはないのに、仕事だけ増えるのはいかがなものか?だったら、節約して副業して責任のない立場でいたいと思うのは必然な気がします。
しかし、一度起業した私は思い出したのです。リーダーにならないと見えない景色があることを。
うまくいっているときは、毎日仕事をするのが楽しみでしかたない。そしてリターンもしっかりあるので、プライベートも充実するのです。
リーダーシップを身につけるメリットをこの段落では紹介してくれています。
第6章 仲間を本気にする関係性をどうやって築くのか?
第6章は丸っと暗記したい。
なぜ当時の仲間達はセルフスターターではなかったのか?なぜ離れていったのか?
自分ではそれまで出会った上司たちから学んだことや、一緒に仕事をしたい、成し遂げたいと思えるようなリーダーになれるよう努力していたつもりでした。当時はやれていたと思っていた。でも、結果は?
本章を読んで、私のやり方は違っていたことに気が付きました。
3.褒めることのリスク
自分自身がパワハラ体質の企業に長くいて、一時期病んだこともあったせいで部下には同じような思いをさせたくない思いが強く、褒めて伸ばす指導をしていました。褒め上手なんて言われていい気になっていたこともあります。
しかし、褒める指導には落とし穴があったのです。
人間は誰しも承認欲求があり、褒められることで満たされます。最初はもっと頑張ろうと成果を意識して効果を発揮していたのですが、いつしか私(上司)に褒められることが目的となってしまい、私が好むであろうものを成果物として上げてくるようになるのです。
本書では褒めることは人をあなたの奴隷にする麻薬と表現し、褒めるよりも認めることが大切だと教えてくれました。
まとめ 欲深きリーダーが未来を変える
人は誰でも欲がある。強い欲と情熱が人を動かすことができる。
冷静沈着でクールな物腰のリーダーだって、心の奥底にマグマのような情熱を持っているからこそ、人を動かし目標達成をすることができるのです。
本書を読んで、私にはまだ成し遂げたいことがある。もう一度立ち上がってみようと決意しました。