はじめてのグラフィックレコーディング 考えを図にする、会議を絵にする。/久保田 麻美
こんにちは、あいしゃです。
グラフィックレコーディング(グラレコ)というのをご存知でしょうか?
グラフィックレコーディングとは思考や対話を可視化し、認識の共有や問題点を見つけるコミュニケーション技術。その土台はビジュアルシンキングです。
と、文字で書いてもいまいちよくわからないですよね。そこで、グラレコ。
今日は誰も簡単にグラレコがはじめられる、はじめてのグラフィックレコーディング 考えを図にする、会議を絵にする。をご紹介します。
ちなみに、上のグラレコは本書を読んで私が描きました。
こんな人におすすめ
- 思考を整理するのが苦手な方
- 何が言いたいの?と言われたことがある方
- 図で説明したらもっと伝わるのにな・・・というコンテンツを配信している方
- 何も決まらない会議で議事録を書いている方
脳はビジュアルでものを考えます。グラレコを習得すると、思考の整理ができ物事を俯瞰して見られるようになります。
本書では絵の描き方から色の使い方まで、丁寧に解説。ワークもあるので棒人間も描けないの!という方でも読み終わった頃にはそれなりのものが描けるようになります!
内容
絵心のない私でも、読了後グラレコっぽいものを描けるようにしてくれた本書の概要をAmazonより引用。
グラフィックレコーディングに必要な知識とテクニックをこの一冊で学べます。
グラフィックレコーディングは、会議などで議論をリアルタイム に可視化する手法のことで、認識の共有や問題の発見など、様々なコミュニケーションを促します。多様なビジネスシーンで役立つコミュニケーション技術として、近年注目を集めています。
ビジュアルシンキングの基本から解説
グラフィックレコーディングは、「ビジュアルシンキング」の考え方が土台となっています。本書はビジュアルシンキングの基本から学んでいきます。
伝わる絵の描き方がわかる
絵が苦手な人でもすぐにできる、伝わる絵の描き方を紹介します。ペンと紙を用意して、手を動かしながら学んでいきましょう。
伝わる言葉の書き方がわかる
言葉には、絵や図と組み合わせて意味を正しく伝えるという重要な役割があります。基本となる文字の書き方、 文字の見せ方、そして言葉の選び方を解説します。
グラフィックレコーディング活用法
グラレコは様々な場所で活用できます。
ブログネタの整理
このブログ記事もそうですが、私は記事を書き出す前にグラレコで思考の整理をしています。
この記事をどんな人に届けたいか。
読んでくれた人にどんなHappyを与えられるか。
どんな流れでそこに辿り着くか
などなど。一旦頭の中身を可視化するのです。以前はテキストでノートに書いたり、マインドマップツールを使っていましたが、下手っぴながらも自分が想像する読み手の笑顔のイラストを描くと温かみのある記事が書ける気がします。
ちょっと面倒な会議の議事録
議事録って議題や決定事項を完結に誰もがわかる(会議に出ていない人でも)ように書かなくてはいけません。それ自体はさほど難しくないのですが、経緯、全体の流れなどを記載しなくていけない場合はテキストだけだと伝わらないことが。そんなときはグラレコです。
ササッと描いて「こんな流れでしょうか?」と見せたときに「ふざけるな!」と怒られるどころか、参加者の認識にズレがあることがわかり、グラレコを見ながら正しい方向に修正することができます。
読書メモ
ビジネス書を読むときは、片手に本(本は紙派です)、片手にiPadで読書メモを取ります。読んでいるときはなんとなく理解した気になっているのですが、人間の記憶なんて曖昧。自分の頭で咀嚼して、アウトプットすることでしか定着しないんですね。
ここは大事!と思ったところをiPadのメモアプリにビジュアルで整理しておくと、後で見返したときに読んだときの記憶が鮮明に蘇ってきます。
マーケターとしての私の感想
マーケティングの仕事は、年齢、職種、立場、バラバラの方と一つのプロジェクトを進めていかなければいけません。プロジェクト成功のためには置いてけぼりを作らないために共通言語が必要。
グラフィックレコーディングは異なる立場の人たちに物事を正確に伝え、議論を活性化させるために必要な技術で、それらをノンデザイナーでも簡単に学べる本書はマーケターを目指す後輩にすすめたい一冊でした。
もちろん、私も何度も読んで描いてマスターします。