こんにちは、あいしゃです。
自己啓発に興味がある方であれば、一度はD・カーネギーの著書を読んだことがあるのではないでしょうか。私も昔、自己啓発本を読み漁っている時期がありまして、道は開けるを何度も読みました。
しかし、今日ご紹介するのは人を動かす。自分で読んでないことが不思議なくらい有名な1冊です。
読んで一言。
もっと早くこの本を読んで、実践していればあんな失敗しなかったのに・・・
こんな人におすすめ
- 自分で人を動かせていると思っている
- 管理職や社長になったら、突然仕事がうまくいかなくなった
- 自信がなく、ついつい虚勢を張ってしまう
- 正論こそ全て!正しいことを言っているのに理解されない
全部過去の自分です。
苦い経験から今はだいぶ行動を変えて、人とちゃんとしたコミュニケーションを取れるようになりましたが、本書を読んでいれば回り道することもなかったでしょう。
内容
Amazonより引用。
邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。
人づきあいの根本原則を実例豊かに説き起こし、時代を超えて読み継がれる不朽の名著。
あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著。
人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、
長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。
深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、
人に好かれて人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。
1936年の初版刊行以来、時代に合わなくなった部分を改良するなど、
折々に改訂が施されてきた現行の公式版。
あのとき、読んでいれば・・・
人として生きていて人間関係に悩むことは一度や二度ではないはず。そして、そのほとんどが相手が自分の思うようにならなくて、イライラしてしまい自分の伝え方が悪いのでは?自分は人とコミュニケーションを取るのが苦手なのではないか?いや、わからず屋の相手が悪い!と負のループに陥ってしまいます。
つまり、自分の正義に相手が共感し、行動してくれればいいのです。
親に反抗して家を出てしまった中学時代
本好きで、妄想をノートに書き留めるのが好きだった中学時代。指では言葉が出てくるのに、口に出すことが苦手でした。
あまり家にいない親に自分のしたいこと、欲しいもの、進路について話したいことは山程あったし、してほしいこともたくさんあったのに叶わなくて家を出てしまいました。
当時、本書を読んで内容が少しでも理解できればそんなことにはならなかったでしょう。
みんなを幸せにしたくて起業した社長時代
起業をしたことがあります。
当時私の周りには、正社員の仕事がしたくても見つからない元Webデザイナーや旦那さんの海外赴任についていくために会社を辞めなくてはいけないフロントエンジニア、時代に取り残されたDTPデザイナーなど、働きたくても働けない女性がたくさんいました。
私はWebディレクターとして会社の仕事以外にも、フリーランスで定期的に仕事が得られるようになっていて、手が足りない状況でした。
ある時、大きな企業から定期の案件をいただき、色々なことが重なって起業をしました。
最初は、みんな楽しく仕事をしてくれていましたがいつの間にか納期を守らなくなったり、連絡が取れなくなったり。社長の私は彼女たちに対して「仕事なのに、お金払っているのになんでちゃんとしないの?」と本気で思っていました。
それならばと全員私の元を去りました。その後は、昔の伝手やクラウドワークスのような場所で案件に合うスタッフをアサインしていましたが、本来したかった「環境が変わっても、女性が働ける場所を作りたい」と言うゴールから外れてしまったので、会社を整理しました。
当時の私がこの本を読んで、誤りを指摘せず、しゃべらせ、思いつかせていれば今でも会社は継続していたかもしれません。
会社と戦う管理職時代
年功序列、トップダウン、プロダクトアウト・・・古い体質から抜け出せず、若手社員が毎年何人も辞めていく会社に中途採用で入った私。外の人としての意見を求められることが多く、他に同じ職種の人間がいなかったので、すぐに管理職になりました。
部下は9人。新入社員から中堅のこの会社しか知らない素直な子たちです。会社に若干の疑問は感じるものの、他を知らないからおじさん上司の言いなりになって働いていました。(それは言い訳でしかないということはここでは置いておきます。)
私は可愛い部下たちが楽しく働いてスキルアップするため、会社に色々な交渉をしました。面白がった上司たちは大抵のことは聞いてくれました。しかし、あるときストップがかかるのです。
「正しいことを並べ立てれば良いと思ったら大間違いだよ。お前の正論は会社にとって違うこともあるんだ」
私が会社の役員の立場に身を置き、彼らの顔をつぶさないような交渉術を身につけていれば、部下たち全員と自分自身が退職する事態にはならなかったかもしれません。
本書の使い方
私はこの本を一生手放さないでしょう。
重要感を持たせる、関心のありかを見抜く、演出を考える。ひとつひとつは、当たり前のことなのに出来ていないことばかりです。
他人との関係で悩んだとき本書を開くと道が開ける気がします。